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2017.10.13
「日環研YouTubeチャンネル」に福島県浪江町で実施したドローンによる低層大気観測実証フライト試験映像を公開しました。
小型無人機「ドローン」を使った新たな気象観測の手法の確立を目指し、埼玉大や日本環境調査研究所、
環境ロボティクス協会、eロボティクス福島は19日、ロボットテストフィールド建設予定地の浪江町
棚塩でドローンを使った低層大気観測試験を行った。現在の気象観測は、地上局による観測や高層気象
観測装置「ラジオゾンデ」などによる上空の気象データ、気象衛星からの情報で行われている。今回の
試験では、気象観測と放射線測定の機器を搭載したドローンを使用、上空300メートルまでの低層大
気の任意の場所と高さの気象データを入手することができるため、より細かな気象観測の実施につなげ
ることを目指す。試験ではドローンを地上から上空20メートルまで飛行させた後、40メートルずつ
高さ300メートルまで上昇させながら気温や湿度、気圧、放射線量を測定。ドローンに取り付けられ
た即時に測定データを確認できる装置を介してデータを取得した。今後はより高度での実証試験を行う
ほか、機体の強度やバッテリー能力の向上などを目指す。(9.20福島民友記事より抜粋)
※映像は以下のURLよりご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=d2_1o39IlpM