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日環研の技術はこんなところにも!:ドローン活用で気象観測試験 浪江のテストフィールド予定地(9.20福島民友記事より抜粋)


小型無人機「ドローン」を使った新たな気象観測の手法の確立を目指し、埼玉大や日本環境調査研究所、

環境ロボティクス協会、eロボティクス福島は19日、ロボットテストフィールド建設予定地の浪江町

棚塩でドローンを使った低層大気観測試験を行った。現在の気象観測は、地上局による観測や高層気象

観測装置「ラジオゾンデ」などによる上空の気象データ、気象衛星からの情報で行われている。今回の

試験では、気象観測と放射線測定の機器を搭載したドローンを使用、上空300メートルまでの低層大

気の任意の場所と高さの気象データを入手することができるため、より細かな気象観測の実施につなげ

ることを目指す。試験ではドローンを地上から上空20メートルまで飛行させた後、40メートルずつ

高さ300メートルまで上昇させながら気温や湿度、気圧、放射線量を測定。ドローンに取り付けられ

た即時に測定データを確認できる装置を介してデータを取得した。今後はより高度での実証試験を行う

ほか、機体の強度やバッテリー能力の向上などを目指す。